Uyama Hiroto 宇山寛人 FREEFORM JAZZ "2LP"新品から一回針落としたて、それ以来保管してました。全世界500枚限定、リリース前にアナウンスされた少数の予約分は一瞬で完売。HYDE OUT PRODUCTIONSの初期から中期を経て、後期に到るまでの音像の移り変わりを考えたとき、やはり宇山寛人氏が晩年の故NUJABES氏に与えた音楽的影響は想像以上に大きかったのでは、と感じます。Nujabes「Metaphorical Music」に"Letter from Yokosuka"を提供、またHydeoutからのの名盤「Modal Soul」にてタイトルト・ラックでフィーチャーされ、「Hydeout Collection 2nd Collection」にてジャンルの壁を軽く飛び越えたジャズワルツ"Waltz for life will born"を発表、もちろん限定でのみリリースされた12"アナログは即完売。またその他のNUJABESワークスを支える最重要アーティスト:Uyama Hirotoが、今までのとは一線を画す渾身の意欲作を発表 !! 本作は実験的に楽曲を制作する中で見えてきた自身の音楽の根幹にアプローチし、心の深層部と向き合い、湧き上がる感情を素直に音に投影し、それをこれまで培ったテクニックやテクノロジーにより解放することによって生まれた。過去の名盤、今作品どちらもUyama Hirotoの作品ではあるが、制作過程において過去作が建築的であるとすれば、今作は溢れ出たフレーズやビートが散りばめられた衝動的作品と言える。それ故、アルバムを通して日本人であるDNAに刻みこまれた民謡的メロディ、野生的な打楽器、竹笛等のスピリチュアルな楽器の音色など、耳慣れたUyama Hirotoらしさもありながら、意外な側面にふと耳を奪われることも少なくない。また、過去の自分だけでなく、Hip HopやJazzのお決まりの概念やマナーにとらわれない、全く新しい Japanese Free Jazzの提案でもある。彼の音楽人生の中で、生まれるべくして生まれた心のうねりをストレートに表現した作品群は、まさに音楽エネルギーの代謝の賜物であり、Uyama Hirotoの更なる可能性を感じさせるアルバムに仕上がっている。